文学-日本文学-和歌・短歌-柿本人麻呂
笹の葉は み山もさやに さやげども 我れは妹思ふ 別れ来ぬれば (ささのはは みやまもさやに さやげども あれはいもおもふ わかれきぬれば) 柿本人麻呂 万葉集・巻二・133 〈現代語訳・口語訳〉 笹の葉は山に満ちてざわざわと風に鳴っているが、私の心は一…
楽浪の 志賀の辛崎 幸くあれど 大宮人の 船待ちかねつ (ささなみの しがのからさき さきくあれど おほみやびとの ふねまちねつ) 柿本人麻呂 万葉集・巻一・30 〈現代語訳・口語訳〉 楽浪の志賀の唐崎は変わらずあるのに、大宮人を乗せた船はいつまで待って…
燈火の 明石大門に 入らむ日や 漕ぎ別れなむ 家のあたり見ず (ともしびの あかしおほとに いるひにや こぎわかれなむ いへのあたりみず) 柿本人麻呂 万葉集・巻三・254 〈現代語訳・口語訳〉 ともしびの明るい明石海峡に入っていく日に、漕ぎ別れてゆくの…
玉衣の さゐさゐしづみ 家の妹に 物言はず来にて 思ひかねつも (たまぎぬの さゐさゐしづみ いへのいもに ものいはずきて おもひかねつも) 柿本人麻呂 万葉集・巻四・503 〈現代語訳・口語訳〉 美しい絹の衣がさやさやとしなだれるように心も沈んで、家の…
笹の葉は み山もさやに さやげども 我れは妹思ふ 別れ来ぬれば (ささのはは みやまもさやに さらげども あれはいもおもふ わかれきぬれば) 柿本人麻呂 万葉集・巻二・133 〈現代語訳・口語訳〉 笹の葉は山に満ちてざわざわと風に鳴っているが、私の心は一…
あしひきの 山川の瀬の 鳴るなへに 弓月が岳に 雲立ち渡る (あしひきの やまかわのせの なるなへに ゆづきがだけに くもたちわたる) 柿本人麻呂歌集 万葉集・巻七・1088 〈現代語訳・口語訳〉 あしひきの山川の瀬音が激しくなるにつれて、弓月が嶽に雲が…
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む (あしびきの やまどりのをの しだりをの ながながしよを ひとりかもねむ) 柿本人麻呂 〈現代語訳・口語訳〉 夜になると、雄(おす)と雌(めす)が離れて寝るという山鳥だが、その山鳥の長…
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)は、 飛鳥時代を代表する万葉歌人であり、「歌聖」とも称される存在です。彼の生涯には謎が多く、正確な出自や経歴は明らかになっていませんが、彼の作品は『万葉集』に多く収録されており、日本文学史において重要な位置…