文学-日本文学-和歌・短歌-額田王
君待つと 我が恋ひ居れば 我が宿の 簾動かし 秋の風吹く (きみまつと あがこひをれば わがやどの すだれうごかし あきのかぜふく) 額田王 万葉集・巻四・488 〈現代語訳・口語訳〉 君を待つとて恋しく思っていると、わが家のすだれを動かして秋の風が吹く…
あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る (あかねさす むらさきのゆき しめのゆき のもりはみずや きみがそでふる) 額田王 万葉集・巻一・20 〈現代語訳・口語訳〉 あかね色をおびる、紫草の野を行き、その禁じられた野を行きながら、野の番…
額田王(ぬかたのおおきみ)は、 飛鳥時代を代表する女性歌人であり、万葉集に多くの和歌を残した人物です。彼女の生涯や作品は、当時の日本の文化や政治、恋愛観を知る上で重要な手がかりとなっています。 生涯と背景 生没年 正確な生没年は不明ですが、631…
熟田津(にきたつ)に 船(ふな)乗りせむと 月(つき)待てば 潮(しお)もかなひぬ 今は漕(こ)ぎ出(い)でな 額田王 万葉集・巻一・6 〈現代語訳・口語訳〉 熟田津(にきたつ)で、船を出そうと月を待っていると、いよいよ潮の流れも良くなってきた。さあ、…