野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

文学‐日本文学‐和歌・短歌‐在原業平

在原業平(ありわらのなりひら) 和歌

狩り暮らし 七夕つめに 宿からむ 天の川原に 我は来にけり (かりくらし たなばたつめに やどからむ あまのかわらに われはきにけり) 在原業平 〈現代語訳・口語訳〉 狩りをしていて日が暮れたから、今夜は織姫に宿を借りようか。私は天の川の川原に来たの…

百人一首 十七番 在原業平(ありわらのなりひら)

ちはらぶる 神代もきかず 竜田川 からくらなゐに 水くくるとは (ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐに みづくくるとは) 在原業平 〈現代語訳・口語訳〉 川面に紅葉が流れていますが神代の時代にさえこんなことは聞いたことがありません。竜…