野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

百人一首 三十九番 参議等(源等)

浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき

(あさぢふの をののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき)

                                参議等(源等)

〈現代語訳・口語訳〉

浅茅の生えた寂しく忍ぶ小野の篠原ではありませんが、あなたへの思いを忍んではいますが、もう忍びきることは出来ません。どうしてこのようにあなたが恋しいのでしょうか。

 

参議等(源等)

 

※浅茅(あさじ) 主に荒れ地や野原にまばらに生えている、丈が低い茅(ちがや)を指す。また、そのような茅が生えている場所や、荒れ果てた住まいの表現としても使われる。

 

※小野の篠原 小野は野原のこと。篠原は細くて背の低い篠竹と呼ばれる竹が茂る野原のこと。