野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

中国 春秋戦国時代 諸子百家

諸子百家(しょしひゃっか)は、
中国の春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年)に登場した多様な思想家や学派の総称です。この時代は、諸侯が争い、社会が混乱していたため、さまざまな思想が生まれ、議論されました。
 

主な学派と思想

 

  1. 儒家(じゅか)

  2. 道家(どうか)

    • 代表者 老子荘子

    • 思想 無為自然(自然の流れに従う生き方)を説き、競争や人工的な努力を否定。荘子万物斉同」(すべてのものは平等)を主張しました。

  3. 墨家(ぼっか)

    • 代表者 墨子

    • 思想 兼愛(無差別の愛)非戦論を提唱。実用的な技術や防衛術にも精通していました。

  4. 法家(ほうか)

    • 代表者 韓非子(かんぴし)、商鞅(しょうおう)

    • 思想 法律による厳格な統治を重視し、性悪説に基づく社会秩序の維持を提唱。

  5. 兵家(へいか)

    • 代表者 孫子

    • 思想 戦略と戦術を体系化し、「彼を知り己を知れば百戦危うからず」という有名な言葉を残しました。

  6. 名家(めいか)

    • 代表者 公孫竜(こうそんりゅう)

    • 思想 言葉や論理の矛盾を探求し、哲学的な議論を展開しました。

  7. 農家(のうか)

    • 思想 農業を基盤とした社会の安定を重視。

  8. 縦横家(じゅうおうか)

    • 思想 外交戦略を研究し、諸侯間の駆け引きを重視。

 

歴史的背景

 

この時代、諸侯たちは知識人を招き入れ、政策や戦略の助言を求めました。その結果、多くの思想家が登場し、議論が活発化しました。この現象は「百家争鳴」と呼ばれます。

諸子百家の思想は、後の中国の政治、文化、哲学に大きな影響を与えました。例えば、儒家は漢代以降の国家思想として採用され、道家道教の基盤となりました。

 

諸子百家に関する書籍

 

諸子百家とその思想に関する書籍のいくつかです。

 

  1. 諸子百家

  2. 諸子百家 (角川ソフィア文庫)』

  3. 中国哲学史-諸子百家から朱子学、現代の新儒家まで』