野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

倫理哲学-アジア-中国-諸子百家

孔子

○孔子の生涯 出生と家族背景 孔子(姓は孔、名は丘、字は仲尼)は紀元前551年に魯国の昌平郷で生まれました。父は孔紇(しんかつ)、母は顔徵在(がんちょうさい)と伝えられています。父は勇敢な武人でしたが、高齢で亡くなり、孔子が幼い頃から一家は貧困…

孔子 君子(くんし)とは

君子とは 孔子にとって、「君子」(くんし)は人間の理想的な徳を体現する人物を指します。この概念は孔子の倫理思想の核心にあり、道徳的な優秀さと人格的な成熟を備えたリーダーとしての理想像を示しています。君子は単なる社会的地位や権力に基づく存在で…

孔子 「知」「知天命(ちてんめい)」

孔子の「知」(智慧)と「知天命」は、 彼の人生観や倫理観の核心をなす概念であり、人間の内面的な成長と人生の成熟を段階的に示しています。これらの考え方には、知識や経験を超えた深い知恵と、自己と宇宙の秩序との調和が含まれています。 1. 「知」(智…

孔子 学ぶ意義

孔子の哲学と思想における「学ぶ意義」 孔子の哲学における「学ぶ意義」は、自己の内面的成長を促し、社会全体の調和を築くための重要な手段として位置づけられています。彼は「学ぶ」という行為を、単なる知識の習得ではなく、道徳や人格の向上、さらには社…

孔子 「孝梯(こうてい)」「親愛の情」

「孝梯(こうてい)」について 孔子の思想における「孝梯」は、家庭内の倫理を基盤とした重要な道徳観であり、「孝」と「梯」の両方が家庭や社会の調和を支える柱として位置づけられています。 「孝(こう)」 「孝」は、孔子の思想の中で核心的な徳目であり…

孔子 「礼」「楽・詩」

「礼」について 孔子の「礼(れい)」は、儒教思想の中心的な概念であり、社会的な調和や個人の道徳的な完成を目指すための基盤を形成しています。「礼」は単なる儀礼や形式ではなく、深い倫理的・精神的な意味を持つものとして孔子により提唱されました。 …

孔子 「仁」「知」「勇」

孔子の「仁(じん)」は儒教における最も重要な概念の一つであり、人間関係と道徳的行動の核心を形成するものです。「仁」はしばしば「愛」や「思いやり」といった言葉で訳されますが、その定義は単なる感情や行動を超えた深い哲学的な意味を持っています。 …

老荘思想(ろうそうしそう) 老子・荘子

老荘思想とは 老荘思想(ろうそうしそう)は、中国古代の哲学である道家(どうか)思想の基礎を築いた老子と荘子の思想を指します。この哲学は、自然と調和した生き方を追求し、人間の意識的な努力や社会的な制約から解放されることを重視しています。 老子の…

中国 春秋戦国時代 諸子百家

諸子百家(しょしひゃっか)は、 中国の春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年)に登場した多様な思想家や学派の総称です。この時代は、諸侯が争い、社会が混乱していたため、さまざまな思想が生まれ、議論されました。 主な学派と思想 儒家(じゅか) 代…