野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

文学‐日本文学‐和歌・短歌‐壬生忠岑

壬生忠岑(みぶのただみね)

壬生忠岑の生涯 壬生忠岑(みぶのただみね)は、平安時代前期から中期にかけて活躍した歌人であり、三十六歌仙の一人として知られています。 生涯と経歴 壬生忠岑の生没年は貞観2年(860年)頃から延喜20年(920年)頃と推定されています。彼の官位は高くな…

百人一首 三十番 壬生忠岑(みぶのただみね)

ありあけの つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし (ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし) 壬生忠岑 〈現代語訳・口語訳〉 明け方のつきが冷ややかに、そっけなく空に残っているように、あなたが冷たく見えてあ…