野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

文学‐日本文学‐和歌・短歌‐文屋康秀

文屋康秀(ふんやのやすひで)

文屋康秀の生涯 文屋康秀(ふんやのやすひで)は、平安時代前期に活躍した歌人であり、六歌仙の一人として知られています。 官職と経歴 康秀は、官人としては目立った役職には就きませんでしたが、陽成天皇の時代に山城大掾や縫殿助を務めた記録が残っていま…

百人一首 二十二番 文屋康秀(ふんやのやすひで)

吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あわしといふらむ (ふくからに あきのくさきの しをるれば むべやまかぜを あらしといふらむ) 文屋康秀 〈現代語訳・口語訳〉 山風がふきおろしてくると、たちまち秋の草や木が萎れてしまうので、きっと山風の…