文学-日本文学-俳句-山口青邨
さざなみの 絹吹くごとく 夏来る (さざなみの きぬふくごとく なつきたる) 山口青邨 〈意味〉 川や湖のさざ波が、絹糸が吹かれているように細やかになった。立夏の日だ。
巫女下る お山は霞 濃くなりて (みこくだる おやまはかすみ こくなりて) 山口青邨 〈意味〉 巫女が山を下る時間だ。三峯(みつみね)神社のある山は霞が濃くなってぼんやりとしている。 三峯神社
山口青邨の生涯 生い立ちと教育 青邨は1892年、岩手県盛岡市で士族の家柄に生まれました。幼少期に母を亡くし、母方の叔父夫妻に育てられました。岩手県立盛岡中学校を卒業後、第二高等学校に進学し、野球部のキャプテンを務めるなど、活発な学生生活を送り…
雨ふれば 雫しきりや 山ざくら (あめふれば しずくしきりや やまざくら) 山口青邨 〈意味〉 雨が降ると雫がしきりに落ちてくるなぁ、山桜の花は。