秋の田の 穂の上に霧らふ 朝霞 いつへの方に 我が恋やまむ
(あきのたの ほのへにきらふ あさがすみ いつへのかたに わがこひやまむ)
磐姫皇后(いはのひめのおほきさき)
万葉集・巻二・88
〈現代語訳・口語訳〉
秋の田の稲穂の上にかかる朝霧のように、いつどのようにわが恋が晴れるのでしょうか。
※磐姫皇后(いわのひめのみこと)
『日本書紀』では磐之媛、『古事記』では石之日売、その他、いはのひめ、磐姫とも記す。仁徳天皇の4人の后妃、2人の皇后のうちのひとり。仁徳天皇2年に立后。葛城襲津彦の娘で、武内宿禰の孫にあたり、皇族外の身分から皇后となった初例とされる。孝元天皇の男系来孫(古事記では玄孫)。仁徳天皇の男御子5人のうちの4人(履中天皇・住吉仲皇子・反正天皇・允恭天皇)の母。
