野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

文学‐日本文学‐和歌・短歌‐藤原敏行朝臣

藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)

藤原敏行朝臣の生涯 家系と背景 藤原敏行朝臣は、藤原南家巨勢麻呂流の出身で、父は陸奥出羽按察使を務めた藤原富士麻呂、母は紀名虎の娘という名門の家系に生まれました。母方の親族には、文徳天皇に入内した紀静子が含まれており、皇室とのつながりもあり…

百人一首 十八番 藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)

住の江の 岸に寄る浪 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ (すみのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよひじ ひとめよくらむ) 藤原敏行朝臣 〈現代語訳・口語訳〉 住の江の岸に打ち寄せる浪のようにいつもあなたに会いたいのだが、どうして夜の夢…