野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

文学‐日本文学‐和歌・短歌‐素性法師

素性法師(そせいほうし)

素性法師の生涯 素性法師(そせいほうし)は、平安時代前期の重要な歌人であり、僧侶としても活動しました。彼の俗名は良岑玄利(よしみねのはるとし)で、桓武天皇の曾孫にあたる皇族出身です。素性法師は宮廷に仕えた後、出家して僧侶となり、京都の雲林院…

百人一首 二十一番 素性法師

今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな (いまこむと いひしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな) 素性法師 〈現代語訳・口語訳〉 「今すぐに行きましょう」とあなたがおっしゃったので、その言葉を信じて九月の長…