野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

文学‐日本文学‐和歌・短歌‐源宗于朝臣

源宗于(みなもとのむねゆき)

源宗于の生涯 源宗于(みなもとのむねゆき)は、平安時代前期から中期にかけて活躍した貴族であり、三十六歌仙の一人として知られる優れた歌人でした。 出自と家族 源宗于は光孝天皇の孫であり、是忠親王の子として生まれました。彼は皇族の血を引きながらも…

百人一首 二十八番 源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん)

山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば (やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもへば) 源宗于朝臣 〈現代語訳・口語訳〉 山里はいつの季節でも寂しいが、冬はとりわけ寂しく感じられる。尋ねてくる人も途絶…