野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

文学‐日本文学‐和歌・短歌‐文屋朝康

文屋朝康(ふんやのあさやす)

文屋朝康の生涯 文屋朝康(ふんやのあさやす)は、平安時代前期の歌人・官人であり、「六歌仙」の一人である文屋康秀の息子です。 生涯と官職 文屋朝康の生没年は不明ですが、平安時代前期に活躍したことが記録されています。彼は官人としても活動し、以下の…

百人一首 三十七番 文屋朝康(ふんやのあさやす)

白露に 風の吹きしく 秋の野は しらぬきとめぬ 玉ぞ散りける (しらつゆに かぜのふきしく あきののは しらぬきとめぬ たまぞちりける) 文屋朝康 〈現代語訳・口語訳〉 草葉の上に落ちた白露に風がしきりに吹きつけている秋の野のさまは、まるで糸に通してと…