野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

文学‐日本文学‐和歌・短歌‐平兼盛

平兼盛(たいらのかねもり)

平兼盛の生涯 平兼盛(たいらのかねもり)は、平安時代中期の貴族であり、優れた歌人として知られています。 出自と家族背景 平兼盛は光孝天皇の玄孫であり、もともとは「兼盛王」と称していましたが、臣籍降下して平姓を名乗るようになりました。彼の父は平…

百人一首 四十番 平兼盛(たいらのかねもり)

忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで (しのぶれど いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで) 平兼盛 〈現代語訳・口語訳〉 人に知られまいと恋しい思いを隠していたけれど、とうとう隠し切れずに顔色に出てしまっ…