野島春樹の沈思黙考

心に移ろいゆくよしなしごと

文学‐日本文学‐和歌・短歌‐元良親王

元良親王(もとよししんのう)

元良親王の生涯 家系と背景 元良親王(もとよししんのう)は、陽成天皇の第一皇子として生まれました。陽成天皇は藤原基経によって退位させられたため、元良親王の皇位継承の可能性は低く、政治よりも文化活動に力を注ぐことになりました。母は藤原遠長の娘…

百人一首 二十番 元良親王(もとよししんのう)

わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ (わびぬれば いまはたおなじ なにはなる みをつくしても あはむとぞおもふ) 元良親王 〈現代語訳・口語訳〉 あなたにお逢いできなくて、このように思いわびて暮らしていると、今はもう身を…